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2SK2233アンプ完成 [オーディオ]

2月に中国に帰ってきて 作り始めた2SK2233完全対称アンプが完成しました。
実際はこんなに早く完成するつもりはなかったのですが 3月4日まで隔離されて
仕事をこなしていたら疲れ果てて3週間はなにも進みませんでした。
しかし3月28日からの上海ロックダウンで通勤時間も無くなったので時間が出来たので
どんどん作成が進み 心配していた発振や温度補償もなにも問題なく完了です。
実際に筐体(中国で購入した3400円くらいの箱)に組み付けて テスト用抵抗で調整。
そのあとテスト用スピーカーでノイズ確認すると ハムが聞こえます。
いろいろといじったのですがあまり変わらないので とりあえずDACをつなげてみると
かなり小さなおとになります。とりあえず その状態で聞いていますが それほど変な音ではなく
かなり性能がよさそうです。
でもハムは気になるので SIMで確かめてみました。
そうすると 初段(2SK117差動回路+2SCS2240定電流)2段目(2SA606)は電源変動には
強いのですが 終段の2SK2233の電源に±0.25Vの100Hz交流ハムを入れてみると
約350uVの出力変動があります。
このアンプは終段の電圧が±16Vですので 8Ωのスピーカーであれば2Aまでしか流れないので
2SK2233にはスイッチングノイズをなくすために1A近いアイドリング電流を流しています。
放熱効果が大きい筐体なのと 16V1Aならば16Wしか消費しないので 問題はすくないのと
電流を流したほうが2SK2233の増幅率が大きくなるので NFBを増やせるといろいろ考えた結果です。
コンデンサには片側CHに22000uF2本を使っているので強力なはずです。
それでもアイドリング電流1Aのせいで電源リップルが乗ります。
特にー側の電源変動に弱いようです。
SIMの結果なので全て合っているとは思いませんが 少なくとも初段と2段目に変動よりは
大きいのです。
完全対称アンプは電源変動に強いと思っていましたが想定外のノイズには強くない感じです。
そいゆう意味ではやはり昔のGOAのほうが電源変動に強いと思いました。
これは 後程 SIMで確かめてみたいと考えています。
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デジタルパワーアンプ④ [オーディオ]

日本に帰った時 以前に購入していた お気楽オーディオさんのデジタルパワーアンプを
中国に持って帰ってきました。

以前一番好きな音だといった TAS5756を使ったPIPA5756Dualになります。
シングルでないのは 音量調整が 基板単体でできないからです。
PiPA5756DualManual.jpg
これをいつものQA550と電源を組み合わせて 一つのアンプにしました。
IMG_6808.jpg
IMG_6809.jpg
これが いままで聞いていたデジタルアンプにあったようなシュルシュル音は聞こえません。
これだけですごく好印象です。
で音を聞いてみるとこれまでのデジタルアンプの印象を覆すものでした。
少々 作為的な感じもしますが PCM1724にも通じる開放的な音です。
NO-NFBに近い感じもします。
もともとデジタルアンプはダンピングファクターが小さいのでNO-NFBアンプに近いのかもしれません。
簡単な構成でこんな音が出ると ちょっとがっかりしてしまいます。
このアンプのおかげで SCT2H12アンプが ダンピングファクター不足ということが
よくわかりました。
中国にいる間に 改良したいと思っています。
今は 2SK2233という秋月で安く売っているUHC-MOSアンプの作成をゆっくりやってます。
このアンプはシミュレーションでもかなりの高NFBアンプになるので 発振で相当時間がかかると
思います。
多分 中国で作る最後のアンプとなるので ゆっくり煮詰めていきたいと考えています。
在宅勤務の気晴らしにします。



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HMA-9500の状態 [オーディオ]

改造はいろいろされているようなので 素子が壊れていないかを確認していました。
結論としては 素子の破壊は無し。

但し 巷に出回っている回路図と異なっている素子があります。
この回路図も不鮮明です。
kairo.jpg

①初段のFET UPA63Hは問題ないのですが 実際の初段増幅率を決定する 2SC1775とされている
トランジスタが 同じ日立の2SD756になっています。
どうもここは半田をし直したあとがあるので 交換されたのかもしれません。
②2段目の共通エミッタ抵抗が カラーコードでは150Ωになっています。
 変更して壊れたのか この抵抗は切れていました。NGです。
③2段目の左側トランジスタのコレクタに入っている抵抗が1KΩになっています。
 これでは 左側のトランジスタに150Vくらい掛かるのでトランジスタが壊れているのが心配でしたが ②の共通抵抗が壊れたおかげで トランジスタは守られたようです。
HMA9500 回路図.jpg
この抵抗に並列に入っている0.22uFのフィルムコンデンサは熱で焼けたような感じでした。
その他のコンデンサも外して容量抜けしていないかを調べましたが、異常無しです。
修理は簡単そうなので 抵抗を発注しました。

その他にも電源回路部分にも変な抵抗値のところがありましたが コンデンサはいかれていないので
それほど使われていない個体のようです。
これは 外観はひどいですが 中身は問題が少なそうです。

どうもヒューズ抵抗を直そうとしたようですが 抵抗値を間違えているようです。
いじりまわして うごかなくなってオークションに放出されたようです。

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帰国3日目(HMA-9500の確認) [オーディオ]

帰国して3日目にして やっと落ち着いた感じです。
でも一応テレワーク中なので パソコンは立ち上げています。

さて 2年間中国にいる間にも 日本でのオークションあさりは続けていました。
2年間で購入したのは
①PRA-2000のジャンク品
これは フロントの下シーリングパネルがありませんでした、
②HMA-9500のジャンク品
これは 
・外観上は 左右のMOS-FETを隠しているパネルがない
・底板がない
というものでした。

先ずはHMA-9500から状態確認です。
最初に目についたのがヒートシンクとかに白い粉がふいたような腐食があることです。
3.jpg

サイドパネルもありません。
2.jpg

もちろん底板も無し
1.jpg

そして一目でわかったのが 改造されているということです。

改造点としては 
・入力基板が削除されて RCAピンからドライブ基板の入力までが シールド線で直結。
感心しないのは 外付け入力抵抗が左右で銘柄が違うことです。
6.jpg

8.jpg

そのくせ HMA-9500の特徴である 入力GNDからの抵抗を介したシャーシアースへの接続は
きちんと行っています。
7.jpg

基板と止めるビスもありません。
4.jpg
5.jpg

でも助かったのは MOS-FETが どれも死んでいなかったということです。
ドライブ基板とか 電源回路はどうかわかりませんが これだけでも購入したことに後悔が無くなりました。
ラッピングはハンダで止められているのでばらすのは困難です。
日本にいる間に ばらしたい気持ちはあるのですが いかんせん重量が重たいです。
動かすのが億劫になります。



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最近のFOSTEXの新ユニット [オーディオ]

最近のFOSTEXさんの限定ユニットはアルニコマグネットをフェライトに変えた 昔のES-Rタイプに
なっていますね。
マグネットが2枚重ねだから SSなのですかね。
FE108SS-HP-1_980-480.jpg

音を聞いていないので なんとも言えませんが 長岡鉄男先生時代の人間にはES-Rは
ちょっと入りにくい世界です。
SOLシリーズは 昔ながらのコーンの色なので 拒絶反応なし。
音はいいのでしょうが 10cmユニットで 27500円は高価なのかな?
前にも書きましたが 在庫ユニットが多数存在するので 今は購入することは無いでしょう。
8cmでSS-HPが実現するなら 考えますが値段次第ですね。
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2SD217のアンプ調整 [オーディオ]

2SK2233のアンプのエージング中に 一番音が良いと思っている2SD217のアンプを調整しようと思い アンプ基板、電源回路を ちょっと確認していました。このアンプは 音は大好きなのですが
ハムというか ノイズが一番大きいです。
今回 少しいじろうと思って 電界コンデンサと SIC-SBDを確認していました。
電解コンデンサには 特に不具合点は無かったのですが ダイオードがなんかおかしいです。
ちょっと半田を外して確認すると 1/4くらいの個数のダイオードがおかしくなっていました。
電解コンデンサは 10000uFでした。
これでも壊れているとは ちょっと複雑です。
SiC-SBDはROHM製ではなく CREE(WOLFSPEED)のものなので
少しは頑丈とは 思っていましたが やはり突入電流には弱いようです。
これはまずいと思い KBPC2504を 4つ入手して 電源コンデンサもねじ式端子の
ニチコンKMH 35V 22000uFに変更します。
回路も SIMからZOBEL回路は不要と思われたので 削除。
基板側の デカップリングコンデンサを MUSE KZ→MUSE FGに変更。
回路的には 以前ものと同じです。
現在 温度補償を確認中なのですが ちょっと部屋の 引っ越しをしなくてはいけないくなったので
一旦 ここで中断です。

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2SK2233アンプのその後 [オーディオ]

2SK2233アンプですが、その後は順調にエージングが進んでいる感じがします。
IMG_5241.jpg
電源トランスが 中国のベンダーにオーダーしているものですが サイズは小さいですが
約2000円で請け負ってくれます。
電源コンデンサは日本から持ってきたものですが 約10000uFですが 必要十分な感じです。
ある時から 急に音が変わると思うのですが まだ そこまでは行っていない感じ。
SCT2450等 SIC-MOSには あったので 変わってくれるだろうと確信しています。
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UHC-MOS 2SK2233 [オーディオ]

最近のパワーアンプとして 終段素子を2SK2233というUHCーMOSを使った
アンプを作っていて 昨日完成しました。
とはいえ 回路は前回載せたもので 終段を変えただけです。
2Sk2233というのは 東芝のMOSです。
2SK2233B.jpg
比較すると 金田式で使われている 1297や2554と異なるのは 入力や帰還容量が少ないことです。
特性を測定してみると
2SK2233.jpg
2Vくらいで立ち上がって 5sくらいあります。
多分ドライブ電圧は相当低くてすむでしょう。
こちらでは ジャンクの安物を手に入れて測定しているので 本物かどうかはよくわかりません。
昨日夜から エージングして 本日朝から 音出し しています。
終段電源電圧が16V程度 低いにも関わらず しっかりした音がしています。
SICーMOSの2台に負けないと思います。
NFBが多いのか すこし低音が締まりすぎのようにも感じますが高域はきれいです。
なかなか 良いものができたと感じます。
多分これが 中国でいじくりまわしていく最後のアンプになるんかと思っていましたが
こちらでの最高音質の 2SD217完全対称を もう少しシュミレーションでいじくりまわすのも
考えています。
2SD217は少し不安定なのです。シミュレーションでも 発振しやすいのが見えています。
トランスオーダーも3000円程度で安いしコンデンサも安く手に入ります。
あと4か月程度なので 楽しいで行かないと 損した気分になりそうです。

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最近のオーディオ自作関係 [オーディオ]

ここ2か月間 中国では珍しい連休が2回あります。
5月の労働節と6月の端午節です。
日本に帰るわけでもなく、中国旅行するわけでもないので
自転車で走ることと オーディオの自作をしていました。
といっても DAC関係は こちらではできないので 主にパワーアンプです。
NO-NFBは 出来上がっていますので 今回は 最小素子数でのアンプに挑戦しています。
とは言え 結局金田式の 完全対称アンプが 素子数の面で 一番少なくなるので
それで作成しています。
回路としては 以下のような感じです。
SCt2450.jpg

これを 1段目の J-FET、2段目のMOS-FETもしくはトランジスタ
そして 3段目の SIC-MOSだったり UHC-MOSだったりを 取り換えて 遊んでいます。
抵抗も定数もいろいろと変更したり、初段の定電流回路の J-FET型や トランジスタ型といろいろ種類があります。
定電流回路は J-FETだと起動してから 自己発熱で 電流変動が激しいのと 周辺温度でも
どんどん電流値が少なくなるので 終段の温度補償がめんどくさくなる場合がありました。
温度補償はサーミスタを終段FETに接着材で貼り付けて初段の150Ωにパラに接続しています。

今までは 終段にSIC-MOSを使ったアンプを2種類実験してみましたが
SIC-MOSはあまりgmが高くないので 全体の増幅率も大きくないので
結構 NFBが少ない感じです。
そのせいでしょうか。結構NO-NFBに近い 解放感がある音になります。
普通の2SK1530等のMOSを使うと NFBが増えて 面白くない音になります。
今は UHC-MOSの実験をしています。
この場合は 初段のFETを低gmの2SK30にしたりして調整してみるつもりです。
あと5か月 偽物かもしれない 安物部品で 楽しむつもりです。

素子よりも NFBの掛け方が 音を決定しているように思えてなりません。

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DACチップの開発はどうなっているのでしょうか? [オーディオ]

世界のDAC用ICチップは 今どうなっているのでしょうか?
旭化成の工場火災の影響で AK4499は 手に入らなくなりました。
去年の春節前に お気楽オーディオさんから 基板を購入して 春節帰国時にこちらに
持ってきてコロナ休暇の間に組み立てて 聞いてみて感動しております。
現時点では 一番聞いているDACになります。

チップ的には 旭化成としては初めての電流出力で ES9038と同じで 電流値が大きい
ので あまり使いやすいものではありません。
私は 出力に抵抗を追加して電流を抑えているので 本来の使い方ではないのですが
ES9038とは ちがってとても細かい音を出すDACとても 気に入っています。

ESSのES9038のDACは 3年くらい前に作ったと思いますが 
これ以降ESSからは 新製品の情報は出てきていません。
AK4499に比べると 男っぽい感じで 細かい感じよりも 力強い感じです。

バーブラウン(TI)のPCM1794はもう5年以上前に 作ったと思います。
実際 バーブラウンは TIに吸収されているので これ以降ハイエンドのDACチップは開発されていないように感じます。
このDACは 一番中立と感じていて オールマイティーです。

今後はROHMのDACICをお気楽オーディオさんが作ってくれたら 帰国後に試してみたいものです。
とはいえ 最新のDACトレンドである 大電流出力による 低雑音、低歪ではないので
ES9018、PCM1794の路線になるような気がします。
でもES9018もPCM1794も素晴らしいチップだとは 思いますし
だからこそ メインにのそばにいつでも使える状態で 設置しています。
一時期 AK4493を聞いたことがありますが これはやはり一段音が劣ると感じたのは
錯覚ではないと 信じています。
新しいトレンドがでないと チップも開発されないのでしょうが もうこれ以上は入力の
フォーマットに対応するくらいしかないのかもしれませんね。
CD音源で十分と感じている私には 新DACチップは必要ないのかもしれません。
 
   
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